総会屋とジャーナリストの間に
2017-01-05 06:48
山本一郎という人がいる。少し前は面白い記事を書くなと思っていた。
AppBankの告発記事、お見事でございました。むらいキッズの千本ノックも楽しく拝見させていただきました。
お好きなゲーム業界におけるコンプガチャ問題の指摘や、ステマ問題の指摘などは、社会的にとても意義がある記事だったと思います。
しかしその後「?」と思うことが増えてきた。記事によってはまるで
「SONYを持ち上げる下手な家電関連記事」
のような論調だったのだ。
今から考えれば、彼は総会屋のような立場で
「お前に都合の悪い情報を流す。便宜を図ってくれれば手心を加える」
という立場の人だったのか、と合点が行く。そして彼は攻撃は得意だが、防御があまりにも下手なのだろう。攻撃される側からすれば、持ち上げてもらえなくても、とりあえず因縁をつけられないだけマシということだろうが。
その後どういう理由か知らないが、小池都知事を一生懸命攻撃はしたものの後から後からでてくる「東京都の闇」の前にふっとばされ、総会屋2.0という言葉も発明されてしまった。その存在が白日のもとに晒された総会屋はどこにいくのだろう。
ステルスなポジションをもっていてもいいから総会屋が増えたほうがよくなる、という意見もある。私などは無責任に
「本当のことを知らしめる」
ジャーナリストがきちんとご飯を食べられますようにと願わずにはいられない。誰もが「おかしい」と思っていることもちゃんと顕在化させれば正すことができると思うのだ。
私にビル・ゲイツ並みの資産があればそうした報道機関を作りたいところ。というわけで誰かお金ください。さしあたっては今日のお昼ご飯代に困っているので。