製品をデザインしよう
2017-03-31 07:31
朝ニュースをみていたらこんな写真が
引用元:Wired
この写真をみて、「おわ!」と思った人が世界中に数百人はいるものと想像する。
引用元:Wikipedia
とうとうクーゲルパンツァーが実用化されたのか。このクーゲルパンツァーというわけのわからない「戦車」ほど我々が今知っている「歴史」のいい加減さを示すものはない。これはドイツ製で、満州で捕獲された。つまりどこかの時点でドイツから日本に輸出されたのだが、開発元にも、日本側にも一切記録が残っていない。ソ連軍が律儀になんでもかんでも強奪して博物館に放り込まなければ、そもそも存在しなかったことになっていたはずだ。
いや
いいたいのはそういうことではない。書きたいのはこの21世紀のクーゲルパンツァーを生んだ組織のことだ。
133年前に設立されたピアッジオは、時代の流れについていこうと必死になっていた。「ライドシェアサーヴィス」や「もののインターネット(IoT)」、「自律走行車」など、同社を取り巻く状況はすべてにおいて変わりつつあったが、「社内だけでは、先見性のある革新的な答えを見つけ出せそうにないと彼らは感じていたのです」とシュナップは語る。
ピアッジオは、より小規模でより動きが速い拠点を必要としていた。それも、本社のあるイタリア中心部より、テック界の動きにもう少し近いところに。
こういう「何か新しいことをしなければ」という危機感はトヨタだってソニーだって持っている。問題はそこから生まれてくるもの。
発表会場には12体のロビ2と36体のロビ、計48体がずらりと並びダンスを披露。今回の発表会用に特別なシステムが組まれ、初代ロビと新しいロビとが一斉に踊りだし、点呼やウェーブといったパフォーマンスも行われた。
引用元:“ネットにつながらない”が売り ロボット「ロビ」が進化した「ロビ2」、48体のダンスパフォーマンスで初披露 ロボット同士の会話も (1/2) - ITmedia NEWS
これと同じようなロボットは、いろいろな「大企業」が製品化している。でもってやっていることは、遠い昔にSonyがやっていた「集団でのパフォーマンス」
引用元:PC Watch
このダンスは2003年である。うん。そりゃロボットの値段は下がって、台数も増えたよ。
こういう状況を問題とも恥ずかしいとも思わない神経には驚嘆するしかない。いや、この路線を突き詰めていって
「何に使えるかわかりませんが、二足歩行では世界1のすごいことができます!」
ならまだ話はわかる。しかしそうした面でもBoston Dynamicsの足元にも及ばない、ってのはどういうことなんだろうね。
などと書いていると自分の首をしめそうなので、ここで唐突に終わるのであった。