What's next for Apple
2017-04-24 07:12
Appleの社名からComputerが落ちたのはだいぶ前のことである。Watchの次にAppleは何を作るつもりなのか?自動車は頓挫したようだし、TVサービスの話は浮かんでは消えている。ARに関しては最近その存在を示す証拠がでてきたが、詳細はわからない。しかしAppleの「探索」はそこで止まるものではない。
Apple関連の情報に詳しいBloombergのマーク・グルマン氏(元9TO5Mac)は、幹部引き抜きの目的を、自動運転車やAR端末などを開発中のAppleが、Googleや米Facebookと同様にインターネット接続環境強化を目指しているのかもしれないし、「マップ」改善目的かもしれないし、新たなハードウェア開発の可能性もあると語った。
そこにでてきたのがこのニュース。Googleがそもそも衛星事業を持っていた(それが何をしようとしているかはよくわからない)こと自体驚きだが、そこからAppleが幹部を引き抜いたのだ。
インタビューでグルマンは
「iPhoneにはブロードバンド接続が必要だが、そもそも世界中ではブロードバンド接続が存在しない地域のほうが多い」
と述べていた。Boeingの衛星インターネット事業に投資することにより、「iPhoneを売るため」彼らは独自の通信網を構築しようとしているのかもしれない。
それはイリジウムではないか、と思って調べてみれば確かに低軌道衛星を使ったインターネット網は屍がつみかさなったエリアではあるが、未だに挑戦する企業も存在するのだな。私は以前からAppleはいずれキャリアに牙をむくと思っているが、それがこんな形で現れるのかもしれない。Apple製品を購入してくれた人には、居住している国を問わず均一品質の通信回線が均一価格で提供される。もちろんそんなことには簡単にならないだろうが、これはあらゆる携帯電話のキャリアにとって悪夢のような状況ではあるまいか。あるいは全く別のことを狙っているんだろうか。
いずれにせよ
悲しいのはここでも日本企業の影も形も存在しないこと。かろうじてソフトバンクの名前が時々でるだけ。決められた枠の中で全力を尽くすことが得意な日本人にはこういう事業は向かないんだろうな