Tale of two CEOs(二人のCEOの物語)

2017-06-19 07:17

Yahooが首尾よく売却された。思うにMayerの仕事はYahooを手切る限りの高値で売ることだったのではないか。かくして彼女は230億円以上の退職金を手にすることになる。さて、はれてYahooから離れた彼女はこんなTweetをしたらしい。

ヤフーを辞めた後の楽しみは「Gmailをまた使うこと」

引用元:ヤフーCEOを辞めたマリッサ・メイヤー「Gmailを使えるようになる!」 | BUSINESS INSIDER JAPAN

彼女のYahoo CEO就任についてはいろいろな評価があった。それについての議論は誰かに任せるとして、CHI2016のキーノーを聞いて感じた

「こいつはクソだ」

という印象は間違っていなかったと確信する。ちなみに彼女はこの後いくつか言い訳をTweetしている。

素晴らしいYahoo Mailも使い続けるつもり。開発チームの努力で、劇的に使いやすくなっている。

伝えたかったことは、Gmailのデザインについてと、Googleにいた時に機能向上に努めてきたということ。

引用元:ヤフーCEOを辞めたマリッサ・メイヤー「Gmailを使えるようになる!」 | BUSINESS INSIDER JAPAN

ゴミでもクズでも契約に要求されたことを達成できれば、報酬が支払われるのがこの世のルール。お疲れ様でした。

さて

Tim Cookがインタビューでこう答えたのだそうな。

Appleを率いているティム・クック氏は、否応なしにジョブズ氏と比べられることとなります。
 
クック氏は一体何を遺してくれるのか――そんなハードルの高い質問に対し「正直に言って、私はそういうタームで考えていない。むしろ考えているのは、やるべきことについてだ。私のことは善良で礼節のある男だと覚えていてくれればいい。人々がそう記憶してくれるなら、それで成功だ」

引用元:Appleのティム・クックCEO、大いに語る〜ジョブズ氏からトランプ大統領まで - iPhone Mania

前にも書いたことだが、インターネットの普及により、我々は個人の情報をどこかの会社に預けなくてはならない。それを避けるのももちろん可能だが、不便なことが多すぎる。

その場合

誰に預けるのか、が問題になる。私は「善良で礼節のある男だと記憶されたい」というCEOがいる会社を選ぶ。家に置くとすれば、Amazon Echoではなく、HomePodだ。