IT系のイベント
2017-06-09 07:06
世の中にはIT系のイベントなるものがある。有名な企業の偉い人とか、「すごいサービスを作った担当の人」と称する人間がでてきてあれこれ得意そうに喋る。
自分もリクルートの目的で人前で喋ったことがある。だから全部まとめていうのは自分にも悪口を言っていることになるのだが
「ものすごく面白くないです」
mixiという会社がある。かつてはSNSで日本を席巻していた。Facebookが出る前から勝手に自滅行為を繰り返し、社長が変なコンサルに変わった。その社長が何をしたかはよく知られている。そこにあるゲームが奇跡的なヒットを生み出し、今や株価は絶好調。ただし会社の実態は以前と全く別物になっている。そのおそらくは「元中の人」らしき書き込みがある。
ちゃんとあの人が話す内容を見返せばV字回復に寄与したことはそんなにないと
気づくはずなのになあと毎回思うのに、美談がすきなスタートアップ村とかには受けが良いみたいですね。
他の話もそんなことあったっけと思う言葉ばかり話してるけど、あとづけだとこうも綺麗な話にできるのかと。
D社との提携とか結果焼け野原になってるのをうまいこと話をつなげるもんだと
話を作るストーリーテラーとしては立派ですね。
コンサルってそう言う仕事なのだと逆に尊敬するよ。
不思議なことだが作り上げられた美談を喜ぶ人は多い。それゆえ供給も絶えないのだろう。このコンサルが語った舞台というのが、IVSというこれまた胡散臭さの塊のような会合なので、その場の雰囲気にはあっているということか。
こうしたバカバカしさについてはこのコメントが全てを語っている。
だいたいITベンチャー系のイベントで舞台に立って喋るようなやつとそれを見物に行って喜んでるやつは仕事はしてない。
うーん。実際に体験したことがないからわからないなー。でもきっとそうなんでしょう。あはははは。
というかもっと不思議なのが、(IVSは参加者もアレな人の集合体だからまあいいとして)こういう話を聞いて無邪気に感動できる人の存在だ。そういう人の名簿を作っておいて、アレな業者に売ったりすると結構儲かるんじゃないだろうか。
というかさ
美談に感動したりしている暇があったら、すごいもん作ろうよ。ぎょえっとなるようなやつ。そういうのについて語りたい人には語らせとけばいいからさ。s