商品についてくる芸人
2017-07-11 07:13
何度か書いたことだが、日本では商品とか映画の発表にとにかく芸人をつけなくてはならない、という法律があるらしい。少なくとも暗黙のうちにそれは了解されている事項のように思える。
会社で今広報部の隣に座っているからそこの人に聞けば何か教えてくれるのかもしれないが、聞きたくないような気もする。さて、なんで改めてこんなことを書き出したかといえば、この二人である。
Amazon.co.jpは、7月11日に開催するプライム会員向け大型セール「プライムデー 2017」の特別企画として、剛力彩芽さん、千原ジュニアさんが配達員として「Fire TV Stick」を届ける「プライムデー 2017 Fire TV Stickを有名人がお届けキャンペーン」を展開する。
NHKしか見ない人なので、千原なんとか氏は、すご技対決にでてくる顔の四角い人。剛力某はゴリ推しの人である。でもってこの二人がなぜかAmazonのセールスにでてくるのだな。
「うわー。剛力さんがFire TV Stickを届けてくれるんだ。じゃあ申し込まなくちゃ」
と思う人が果たして銀河系に何人いるのだろう。そもそもなぜAmazonはこの微妙な立ち位置の二人を選ぶのか、と不思議に思っていた。しかし選んだのではないのかもしれない。
配達員となる剛力さんは、プライムビデオ新番組「フェイス -サイバー犯罪特捜班-(7月11日配信開始)」に出演、千原ジュニアさんは「千原○ニアの〇〇-1GP」(7月14日配信開始)に出演。同番組を視聴できるFire TV Stickを出演者自ら届けるという企画となる。
つまり彼と彼女が宣伝するのは「Amazonプライムデー」ではなく、自らが出演するTV番組なのでは、という推測である。となるとAmazonは選んだのではなく、どこかに押し付けられた、というのが妥当な推測ではなかろうか。そもそもそんな芸能人(彼らに何の芸があるかは知らないが)などなくても、プライムデーは私が今まで見たことがない
「Amazonの404ワンちゃん」
を見せてくれるほど人を集めている。(つまりAmazonのトップページがアクセス集中により、エラーを起こした、ということ)まさか生きている間にAmazonが陥落するところを見られるとは思わなかった。
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そう考えると、私の記憶に残っている限りAppleは芸能人をこうした「イメージキャラクター」として起用していない。それはとても賢明なことだと思う。