iPhoneの新しさ

2017-11-29 07:13

先日「iPhoneって何が新しかったの?」という記事が投稿された。それについているコメントがなかなか興味深い。

アマでも参加できるアプリストアというエコシステムが強かった印象。

引用元:はてなブックマーク - iPhoneって何が新しかったの?

まずこの「現実を勝手に歪曲するパターン」:アプリストアはiPhoneの発表から1年以上後に発表されている。2017のWWDCで

「iPhoneではWeb2.0でアプリを作ろう!」

とJobsが宣言したときの「は?」という落胆の気持ちは今も忘れていない。このように実際に起こったことを適当に繋ぎ合わせ改竄し理屈をでっちあげるのはよくあるパターン。

”Jobsの””Appleの”携帯電話ということが新しかった。それだけでヒットが確実視される忠実な潜在的ユーザのマスが大きかった。マスのデカさは正義。それだけで物事が正回転して上手く進む。

引用元:はてなブックマーク - iPhoneって何が新しかったの?

これは10年前のデンソーにたくさんいたパターン。なんでも「Apple信者の行動」でかたづけようとする人たち。10年前にこういうことをいう人がいるのはわかるが、まだいるのに笑ってしまった。

「タッチするだけで操作」と言われて銀行ATMを想像してクスクスしてたら、あれが出てきた時のIT開発者と、マスケット銃隊を想像して威勢良く突撃したら機関銃が出てきた時の騎馬隊は多分同じ顔してた。

引用元:はてなブックマーク - iPhoneって何が新しかったの?

私の印象はこれに近いかな。

iPhoneでできることはガラケーでも全部できると当時から言われていた。タッチパネルのケータイだって存在していた。

ただ

できることが全て別の次元だった。ガラケーのインターネットがどのようなものだったか今は誰も覚えていないのだろうか?iPhone上で「普通のwebサイト」を閲覧したときの驚きは今も覚えている。

こうやって「機能のあり/なし」だけで判断して「素晴らしいか、ゴミか」という視点を失った挙句のはてが今の日本の家電業界だ。

そう考えると「いいものはいい。ダメなものはダメ」という単純で重要な判断ができなくなったところに今の日本企業の衰退の原因がある、と適当なことを書いてみる。ここに並んでいる「頭のいい青年たちが調子良く並べる戯言」にはきっと何かのヒントがあるはずだ。ちなみに私の当時の言葉を引用しておく。

日本で携帯電話の企画とかやっている連中はみんなおなかを壊せばいいと思う。


というかこれを書いている段階ではまだApple.comにあるいくつかのムービーを観ただけなのだが。


なんだこれ。


日本でカーナビの企画をやっている連中はみんなゴミ箱に行けばいいと思う。


日本で家電の企画をやっているなどと抜かす連中はみんなへそを噛んで死んでしまえばいいと思う。


○○はやりつくされば分野だから、とか得意げに行っている連中は階段を20段くらい落ちてみるといいと思う。


人のやることにわけのわからない難癖つけて仕事した気になっている連中はみんな冬の伊勢湾に沈めばいいと思う。

引用元:ごんざれふ