宣伝という仕事
2017-12-19 07:13
社会人になってから、物をうるため広告にものすごい金が投下されていることを知る。そしてそれだけ金を払う人がいるということは、それを請け負う人がいるということ。
信じられないことだが、まだ日本の家電メーカーはスマートフォンを作っている。何度もなんども書いたが一体彼らが何を目的にしているのかがわからない。しかし存在する以上広告宣伝しなければならない。そしてその仕事を請け負う人がいる。
どうやってF-01Kのスゴさを伝えるか――ITmedia Mobile編集部内でいろいろ議論した結果、伝説の「arrows先生」に解説してもらうしかないという結論に。編集部員Iがその旨を先生に伝えたところ、「arrowsの素晴らしさを広めることも、私の使命である」と快諾してもらえました。
引用元:タフネス×スイスイ――arrows先生と学ぶ「arrows NX F-01K」 (1/4) - ITmedia Mobile
この文章を読んでいると、担当者の苦悩が伝わってくる。富士通が実装した自慢の新機能を説明しようとするが、その前にこんな説明がある。
Exliderは初期設定では「無効」です。これから説明する機能は、Exliderを有効にすると使えます。
有効化は、「Exlider体験」アプリ(後述)または端末設定の「便利設定」からアクセスできる「Exlider設定」から行えます。引用元:タフネス×スイスイ――arrows先生と学ぶ「arrows NX F-01K」 (2/4) - ITmedia Mobile
いや、こんなことを赤枠でかかれても。そのあとこの新機能の説明が延々と続くが、なんのことかさっぱりわからない。赤枠の注意書きが二つもある。
これ以上挙げることは控えるが、とにかく仕事を請け負った人の悲鳴が聞こえるような文章である。まるで今が2010年頃のような内容。4倍高いとはいえ、iPhoneXと同じ時代に存在している機種とは思えない。ちなみにこの機種は生体認証が二つ載っている。それに関する記述はこうだ。
……と、ここで「なぜ2つも生体認証を載せているの?」と疑問に思う人もいるはずだ。「どちらか片方でいいじゃない」と。普通に考えれば当然の疑問だろう。
F-01Kが生体認証をわざわざ2つ搭載したのは、お互いの欠点を補いあい、いつでも生体認証できるようにするためだと私は考える。引用元:タフネス×スイスイ――arrows先生と学ぶ「arrows NX F-01K」 (3/4) - ITmedia Mobile
私の予想では、きっとどちらもまともに動かないんじゃないかなあ。二つ載せときゃどっちか動くだろう、ってな感じで。
せめて「1万円切ってます!」とかならなあ、と思う。しかし本当に彼らは何を目指しているんだろうね。なぜこんな事業が継続するのだろう?