早期参入してシェアを獲得
2017-12-27 07:05
2010年代ももう後半だというのに、何を言っているのかと思う。
AppleがSmartwatchを発表したのは他社がいろいろな製品を発表しシェアをとった後からだった。(シェアといっても微々たるものだが)あるいはiPhoneもそうした「遅れて参入した製品」かもしれない。
だから今時
「早期に参入してシェアを獲得」
とか寝言を言っている人間は馬鹿ではないか、と警戒すべき(もちろんそれが成り立つ業界もあるのだろうが)
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テレカンとか電話会議とか遠隔で入るとかいろいろな言い方があるが、「ネット経由で会議に入ってもらう」のは過去10年に渡り頭痛の種である。とにかくつながらない。一度つながっても途中で切れる。そもそも入ることを忘れている。理由はいろいろだが会議の冒頭10分は間違いなくこれでつぶれる。
そんなものSkypeがあるじゃないか、と10年以上前から誰もがいう。しかしSkypeはろくに動きゃしない。みんなそんなものだと思って冒頭の10分を無駄にしている。こういう
「皆がおかしいと思いながら、それを当然と受け入れている」
状態はチャンスでもある。iPhone登場以前のスマートフォンは本当にゴミのような製品だった。もっといえばそれを作っていた会社の人間もゴミのような人間だった。しかしそういうものだ、と思っていたのだ。
そこにiPHoneが登場した。機能の項目だけみれば、すべて日本得意のガラケーでできていたこと。しかし「ちゃんと動く」のである。あとはご存知の通り。
まだ使ったことはないが、テレビ会議にもようやくそうしたサービスがでてきたようだ。Zoomという。実際に使った人からは Zoom,Zoomとまるでマツダの宣伝のような声が聞こえている。使い方をみただけだが
「URL共有するだけでブラウザで一発で繋がる」
というのは確かに革新だ。まずアプリをダウンロードし、それからIDを登録して、、とは全然違う。
つまりこうだ。今までにないことをやるのが大ヒットサービスを作り出す唯一の方法ではない。Google登場前にも検索エンジンは山ほどあった。しかしろくなものではなかった。誰もが行なっていた検索という行為を、一番うまくこなしたのがGoogleだったのだ。
「誰もが行いながら不満を感じ、それを当然と思っている」
ことに「まともに動く」解決策を提示すること。それこそが大ヒット製品・サービスをうむ一つの方法ではないのか。