コインチェクの顛末
2018-01-30 07:47
家でパソコンを使っていると、息子が必ず覗き込む。うちではPC利用は1日10分に制限されているので、そうやって少ないチャンスを生かしているのだ。でもって昨日
「お父さん、コインチェックのニュースよくみてるけど、何か関係あるの?」
と心配そうに言われた。私が損をしたとでも思っているのだろう。
そうした息子の心配を知りながらもチェックしてしまうほどコインチェックの話というのは興味深い。昨日?と思ったのはこのニュース。
仮想通貨取引所大手コインチェックから約580億円分の仮想通貨「NEM(ネム)」が流出した問題で、警視庁は29日、同社の社員から事情を聴いた。
あれ?事情を聴くって、被害者側に使う表現だったっけ?まあ無茶苦茶やって盗まれたんだから、、とか思っていた。ところがこの主張がでてくる。
つまり、コインチェック社は:
仕入れていないNEM/XEMを、ユーザーに対して販売していた
疑いが極めて強くなります。
実はそもそもコインチェック社自体が詐欺のような存在だったのではないか、という主張だ。山本氏がここまで具体的に述べているのは彼なりに勝算があってのことだろう。となると今後何が明らかになるか気になりませんか?(血走った目で主張)
【金融庁会見:仮想通貨交換業者の行政対応】実況(27)
Q.コインチェック社の現状について
A.報告では返済できる原資があると受けているが、まだ具体的な所は今後精査。
現に、「自己資金で返します!」と断言していた資金もどうやら金融庁は確認していないらしい。もちろん「具体的なところは今後精査」といっているのであって「ない」とは言っていないのだが。
難しい話は学ぶとして、私の中で「クロ確定」なのはこの事実。
※一部誤表記がございましたため、2018年1月29日 20:00頃表記の修正を行いました。
金融庁からの業務改善命令を意図的に改ざんして自社サイトに載せていたのだ。「誤表記」の内容は
顧客への「適切な」対応、「責任の所在の明確化」が抜けてる。特に「責任の所在の明確化」は大事でしょう。ダメだこりゃ。
お前は宿題を忘れた小学生か。
しかしなんで日本のインターネット界隈はこういうチンピラしかいないのか。
「仮想通貨取引所はすでに1.5強。うちがトップで、ビットフライヤー(東京・港)さんがうちの半分くらい」と大塚氏は自信たっぷりに語った。「口座数は非開示だが、3年かかるところを1年でやってしまった印象」と続ける
金融にはあれやれこれやの法律上の制限がかかっている。それはとても面倒な物だろうが、歴史上でなんども繰り返されてきた「詐欺との戦い」で学んだ結果でもあるらしい。
それが及ばないと何が起こるのか。最近全く聞かないVALUとか仮想通貨とかそうした歴史の勉強にはとても興味深いものだが。