孤島で続く日本軍の抵抗
2018-01-19 07:47
先日「無駄な抵抗はやめなさい」ということで、北米ToyotaがとうとうCarplayをサポートするという記事を引用した。
さて、北米では決着がつきつつある戦いだが、太平洋の西端にある孤島ではまだ日本軍の抵抗が続いているらしい。
iPhoneとの相性がいい(というかiPhoneをそのまま使うだけなので当然なのだが)CarPlayだが、海外ではFerrari FFをはじめとして、高級車の純正ナビがCarPlayに対応しているケースが出ているものの、日本国内ではSPH−DA700のみ。各社の純正ナビは対応するそぶりすら見せない。
それどころか、孤島では日本軍がまだ優勢を保っているらしい。これは実に馬鹿げたことだ。iPhoneのシェアは日本のほうがはるかに高いのである。これほど自分たちの都合を優先し、消費者を舐めきった態度はないと思う。
かくしてこの記事の終わりにはこのような支離滅裂の言葉が並ぶ。
日本の自動車/カーナビメーカーも、シェアが限られるiPhone単体であれば無視を決め込むことができても(といっても日本市場ではiPhoneが半数近くを占めているのだが)、Androidまで対応する頃になれば対応を真剣に検討しなければならないはずだ。
50%を「シェアが限られるから無視できる」数値だと主張しないと日本の自動車メーカーの行動を擁護できない。すごい。日本の消費者は馬鹿だからディーラーで「やっぱり純正ナビじゃないと」とか言われて大人しく馬鹿高い金をゴミのような端末に払う、ということなのだろうか。かくしてカーナビメーカーおよびそこで奴隷のように働くエンジニアたちの苦闘には終わりが見えない。
我が家では、奥様が車を買い換えろと主張している。多分彼女は私に内緒で宝くじを購入しておりそれが当たったのだと思う。というわけであれこれ見ているが、カーナビなんぞにビタ1文払う気は無い。っていうかDisplay Audioでいいんだけど。それが購入条件とかいうとまた怒られるんだろうな。