新しいインタフェースを実現するには
2018-04-05 07:07
デンソーの子会社にいたころ、車内のインタフェースについてあれこれやった。あーでもないこーでもないの議論の末は「まあ今のにちょっと足したものになるんでしょうかね」で決まっていた。そしてデンソーが何を言おうと結局はトヨタ様がお決めになることである。一番重要なのはトヨタさまがどうお考えになるかだった。
デンソー/トヨタからみれば「お前らの出すアイディアは質が悪い」ということなのだろうが、私から見れば所詮彼らは新しいことは何もしたくないのだ。
引用元:Techcrunch
Teslaの車内インタフェースである。ハンドルについた二つの操作デバイス、車体中央にあるタブレット。以上。何がすごいといってスピードメーターがそもそも存在しない。運転席の前はまっさらである。
私でも「いくらなんでもこれはやりすぎだ」と思う。しかし彼らは実際にこの製品を出荷しているのだ。無茶苦茶である。しかしこれは現実だ。
何が言いたいかというと
新しいものハナから拒絶している組織にいくら売り込んでも無駄ということ。彼らと彼女たちがいくら弁舌さわやかに拒否する理由を述べようがそれは全て嘘。単に新しいことをやりたくないだけ。