日大を擁護しよう

2018-05-30 07:49

インターネットで、あれこれの情報に触れることができるようになった。そして大抵の「問題」には狂ったような擁護記事が存在することも知った。

さて、今回の日大の事件。不思議なのは狂ったような擁護記事が存在しないこと。私が見つけることができた唯一の例はこれである。

。だが、一方で、さすがに「痛めてしまえ!」までの具体的な指示が監督から“春の定期戦”で当該の守備選手に出ていたとも考えられない。ただ、当該選手が、そういうプレーに暴走せざるをえない状況に、指導者及び、チームの体質が追い込んでしまっていたという可能性は否定できないだろう。

引用元:なぜ悪質タックルをした日大選手は善悪を判断できずに暴走したのか?(THE PAGE) - Yahoo!ニュース

これはだいぶ前の記事であり、「具体的な指示が出ていたことも考えられない」と控えめに擁護していた記者が今どう考えているはわからん。

こういうボクサーの生の声を聞くと、“国内追放”の重い処分の下った今回の“亀田問題”では、いったい誰の何が悪くて、こうなってしまったのか? と考えさせられる。

 自業自得と言う人もいるだろう。だが、今回の問題で3兄弟がリングの上で犯した罪は何ひとつないのだ。ファンを失望させた亀田問題の一番の被害者は、懸命なトレーニングを続けリングで戦うボクサーだったのかもしれない。

引用元:亀田激白「この状況は辛い。毎日が不安」(THE PAGE) - Yahoo!ニュース

この亀田の擁護記事に比べると、いささか腰が引けている。思うにこのような擁護記事は、商売として書いているか、あるいは注目を集めるためとかまあいろいろな理由があるのだろうな。

いずれにせよ、このような「お抱えライター」を持つことがいいことなのか悪いことなのかもわからない。私の父は聡明な人だったが、最後まで

「東芝はアメリカの会社に騙された被害者だ」

と頑なに信じていた。仕事でつきあいがあった会社だったから東芝自体がダメ会社だという現実は受け入れられなかったのだと思う。このグラフは3度ほど見せたのだが。

東芝グラフ引用元:東芝のPC部門の売上高と利益のグラフが面白いことになってる

このグラフよりも「見たい現実を見る」人は私も含めてたくさんいる。そういう人のために狂ったような擁護記事は存在するのだろう。