子供のスマホ問題の解決策

2018-05-24 07:25

おそらく世界中の親共通の悩みに違いない。子供がスマホを持ちたいと言う。親もいざという時の連絡用にもたせたい。しかしLINEとか変なゲームばかりやられても困る。どうしよう。板挟みである。おまけに学校は多くの場合スマホの教室内での使用を認めていない。学校はスマホが嫌いなのだ。

大丈夫。私は昨日画期的な解決策を思いついた。

Apple Watch LTE付きを持たせなさい。母艦となるiPhoneは家に固定して、一定の時間だけWIFI経由で使用を認める。

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最初Apple Watchが発表されたとき「キラーアプリがないなあ」などと言っていたことはすっかり忘れ、最近の私はすっかりApple Watch信者である。今朝も思い荷物を抱えながら7Fまで階段で上がった。カロリーを消費しないと輪を閉じることができないのだ(なんのことかわからない人は読み飛ばしてください)

さて

このAppleWatchを使うと簡単な音声通話はできる。メールとメッセージの簡単な返信もできる。ただし入力はSIRIまかせだから、長文の入力は無理。でもどうしても必要なやりとりはできる。長文のやりとりが必要な場合は、家で定められた時間に行う。

また使えばわかるが、人間は腕を持ち上げた状態を長く続けることができない。だからWatch中毒になる心配もいらない。子供が使っても大丈夫。

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なんでこんなことを言い出したかというと、昨日この記事を読んだから。

The Apple Watch keeps them in touch when they can’t be on their phones at work.

引用元:The Apple Watch has found a surprisingly useful home with everyone that works on their feet — Quartz

基本的に立ち仕事の人たちは、業務中にスマホを使うことを許されない。そりゃそうだ。バーテンダー、ウェイトレス、お店の店員が、スマホを覗き込んでいるのを誰も好ましくは思わない。

しかし大事な知らせ、ちょっとした返事なんかはしたい。そういう人にApple Watchが大受けなのだそうな。思いもよらないところに「キラーアプリ」が存在していたのだ。

そして考えた。中学生、高校生の立場というのはこの「立ち仕事の人たち」と同じではないか?誰も学校でスマホを使って欲しいとは思わない。高い学費を払って何をしているのか。それだったらまだ雪合戦でもやっていてほしい。だけど彼らと彼女たちもどうしても必要なやりとりはしたい。

よろしい。ならばApple Watchだ。LTEつきなら、単独で使うこともできる。我ながら天才的な解決策だと思う。ああ、自分の才能が怖い。


しかしこれにはほんの少し小さな問題がある。


日本でApple Watch LTEモデルを使おうとすると、あの3大クソキャリアと契約する必要があるのだ。せっかく家族3人で5000円でお釣りがくる生活になったのに、一人で8000円とられる生活に逆戻りは勘弁である。

もうAppleがキャリアになるか、あるいはIIJが多大な困難を乗り越えてApple Watchを使えるようにしてくれるのを待つしかないのだろうか。ああ、まだ道は遠い。