World should be bad
2018-06-15 07:05
「こんな事件や、あんな事件がおこるようじゃ日本はもう終わってるな」とか「この地震に、台風に、異常気象。地球は最近どこか狂っている」とかいう言説を好む人は多い。私としてもこういう言葉はその人の思考パターンがわかるので嫌いでは無い。
多分遺伝子のどこかに「未来は常に下り坂」というパターンが組み込まれているのだと思う。私はこの問いとその答えを見た時驚愕した。
質問9 今日、世界の1歳児のどれぐらいが感染症予防のためワクチンを接種していますか?
(A)20%(B)50%(C)80%
ほとんどの人が(A)を選ぶのではなかろうか。正解は88%である。
ちなみに私はこの質問9の結果を知り、その説明文章を読んだあとに以下の質問に間違えた。
質問4 世界の平均余命は現在、何歳でしょう? (A)50歳(B)60歳(C)70歳
60かと思ったら正解は(C)70歳なんだそうな。
少なくともここ数十年、人類全体で見た時の健康状態は改善している。戦争やテロによる死傷者も減っている。しかしそういう論調はほとんどみない。Quality Of Lifeなる言葉がでてきて、健康寿命なる概念が語られること自体、人間が長生きするようになったことの証。人生わずか五十年では、ボケる時間がなかったからね。
ロンドンの外国人特派員協会(FPA)に所属する仲間からこんな意見が出された。「新聞やテレビは悪い話しかニュースとして取り上げない。良い話はニュースにならない」
あるいは人間は「たくさんの悪いニュースと、ちょっとのほのぼのニュースの組み合わせ」しか受け付けないということなのかもしれない。多分それは進化の上で何か意味を持っていたのだろう。しかしそれでうつ状態になってしまっては本末転倒である。