Welcome to Detroit

2018-06-14 07:04

今日は昔話。

私がDetroitに幽閉されていたのはもう21年前である。ちょうどこの時期にめでたく受注が決まり、私は会社を辞めることを決心した。

私は宗教を信じる気は無いが、もし神がいるとしたら神は不信心なものをこらしめるため、Detroitを作ったのだと思う。その象徴がこの建物だ。

Detroit Central Station

Detroitの空港から市内に行こうとすると、ほどなくこの大きな建物が目に入ってくる。最初は何の気なしに見ているが、そのうち窓ガラスが全て割れていることに気がつく。これは巨大な廃墟。

Welcome to Detroit

先日こんな記事を読んだ。

この巨大なビルと操車場は長年、デトロイト衰退の象徴だった。しかしフォードがこの厄介物を買収することを決めた。ミシガン・セントラル・ステーションはデトロイト復活のシンボルに変身しようとしている。

セントラル・ステーションのビルの前で開かれたプレスイベントでフォードはこの歴史的建造物を買収する提案が受諾されたことを発表した。この買収により、デトロイトのコークタウン地区は自動運転テクノロジー開発チームの本拠となることが決まった。

引用元:デトロイト荒廃の象徴だった駅ビル、自動運転で復活へ――フォードがミシガン・セントラル・ステーションを買収 | TechCrunch Japan

21年もたてば、いろいろなものが変化する。私は何度か転職し、結婚し、子供が生まれ家庭持ちになった。そう考えればあの廃墟ビルが再生したとしてもおかしくない。

いつの日かアメリカを自動運転車でずっと回りたい。それは何年後になるだろう。その時このCentral Stationはどのような姿になっているだろう。私はどんな姿になっているだろう。