ペースカーを走らせよう
2018-06-11 06:59
Holiday Seasonといえば渋滞である。しかし今年は名古屋まで車で往復せねばならぬかもしれない。我が家は4人とも大人料金になってしまったのだ。
渋滞は気力と体力を減少させる。誰もが避けたいと思っているし、避けるための理屈も開発されている。車間距離を意地でも長く取り、意地でもブレーキを踏んで止まらなければ渋滞はさけられる。しかしそれを実行することはとても難しい。しかしようやく解決策が見つかったかもしれない。
この実験によると、車両20台のうち1台でも自動運転技術が搭載された車両があれば、道路上の「走っては止まり」の繰り返しがなくなるという。通勤時間帯に走行する大量のクルマのなかで、自律走行車は「F1」のペースカーのような役割を果たすのだ。
この研究では、車間距離を一定に保つアダプティヴ・クルーズコントロール(定速走行・車間距離制御装置、ACC)といった一般的な技術も、公道を走る周りのクルマにとって有益だとわかっている。
引用記事は少し誤解を招くような表現になっている。ここでの本質は自律走行ではない。車車間通信、もしくは道路との通信により、数台前の車が減速した、という情報が伝わりゆるやかな減速が可能になればいいのだ。
であれば
これは早期に実現可能な技術ということになる。自動運転は不要で、数台おきにお互い車速を知らせ合うペースカーが走っていればいいのだ。高速道路上だけで使用するのなら(特に日本の場合)必要なインフラの整備も比較的簡単だろう。
「世界初。渋滞が起こらない構想道路」
なんていいと思いません?国交省の役人様がた。なんて私がいうまでもなく何年も前から検討し、予算化しようとしてはボツになってるんだろうな。
かくして私はおそらくこの夏大渋滞の中でひたすらハンドルを握ることになる。唯一の救いはApple Musicを車内で聞けるようになったこと。子供達と楽しく音楽を聞こうではないか。