Let's talk about transition
2013-12-19 20:07
これはPowerPCからIntelに移行する時、Steve Jobsが行った言葉である。さてMacとiPhoneがTransitionを迎えているという噂が絶えない。
具体的に言えば、MacはIntel CPUからARMに、iPhoneはライトニングケーブルからUSB Type-Cに、というやつである。
例によってそれがいつどのように起こるのかは(Appleの外にいる人間には)誰もわからない。USB Type-Cへの移行はもっと早く起こると思っていたが、まだ起こっていない。ARMへの移行はまだ先だと思っていたが、最近噂が喧しい。
前に一度「USB Type-Cを使うとiPhoneが分厚くなるからありえないよ」という考察を紹介したことがある。しかし最近のiPhoneは薄さの追求をやめたように見える。であればUSB Type-Cの搭載になんの問題もないかもしれない。しかしいずれにせよこういう問題は残る。
If Apple replaced Lightning with USB-C on the iPhone, they’d have to ensure that the USB-C standard issues would not become Apple customer support issues.
話としてはこういうことらしい。USB TYpe-Cという形のケーブル+コネクタはたくさんある。しかしそれがどう動作するかは千差万別。ケーブルによってはきちんと接続されても、電源供給にすら使えないものもあるらしい。
思えば電子機器につなぐケーブルは長い長い進化の道のりを辿ってきた。年寄りに昔話をさせるといつまでも終わらないと思う。それがたどり着いた先が
「外観はUSB Type-C。動くかどうかは神に祈りなさい」
となるのは皮肉である。いつの日か全てのUSB Type-Cケーブルに、「全て動作に必要なチップ」が搭載されることなどありえない。だからこの状態はきっと長い間続く。それがどうやって終わるのかは今のところ見えない。