LIFE without WWDC
2018-06-05 07:10
今年もWWDC-年に一回のAppleの開発者会議-の抽選に外れた。私くらいのベテランになると、今更外れても
「ふっ」
と一息吐くだけで日常生活に戻る。トイレの中で一人声を押し殺して泣くなんてことはない。
考えてみれば変な話だ。今やほとんど時間をおかず全てのセッションのビデオそれにソースコードが公開される。何も高い金出して行かなくてもいいんじゃないか。その通りである。全く持ってその通り。
しかし
このビデオを見ると想像が膨らむ。Keynoteの冒頭、このビデオが流れた時、どれだけ会場が盛り上がっただろう。キーノートを待つあの長い長い行列。見た目はおいしそうだが、むちゃくちゃ甘くて二つは食えないドーナッツ。会場を埋め尽くすNerdの群。打算とか売り上げとか全く関係なく、誇らしげに新機能を発表するAppleのエンジニアに送られる心からの拍手。
あの幸せな時間はとても貴重なものだ。だから多分私は来年もWWDCに応募する。arc4random_uniformの神様が微笑んでくれることもたまにはあるかもしれないし、とにかく応募しないことには当たらない。