未来の予測
2018-07-06 07:05
未来を予測することは誰にでもできる。当てることができるのは偶然の神様だけ。
いきなり何を言いだしたかといえばこのニュース。
2018年7月5日(木)より開始した「Pokémon GO Special Weekend 参加券」応募キャンペーンにつきまして、想定よりアクセスが集中したため、只今応募受付を停止させていただいております。
Pokemon Goでは恒例の「想定外のアクセス」である。こうした問題に対して「一体何をやっているのか」と言える人は自分でシステムを設計したことがない人だと思う。
試算してみよう。日本にアクティブユーザーは何人いるか。これはNiantec(Pokemon Goの運営会社)で把握できる。次に
「ではそのうち何割の人がキャンペーン初日にSoftbankショップを訪れるか」
この性格な数値は誰にもわからない。どんなに理屈をつけてみたところで所詮推測である。平日だしまあ3%?そう想定してシステムを設計することこういうことが起こる。
「あらゆる事態に対応できるよう想定しておくのがエンジニアというものだろう!」
と喚く人間はたくさんいるだろうが、そういう人は自分がエンジニアになってみるといい。そうだねえ。内容のかわらないWebページなら、Amazon様に祈りを捧げればなんとかなるかもしれないけど、今回みたいに登録させるやつになるとねえ。
などと言っても理解してくれる人はあんまりいないだろう。今ソフトバンクの中でどのような怒鳴り合いが続いているかを想像するのは、部外者としては楽しい。エンジニアとしてはソフトバンクのエンジニアに同情を覚えるが。
未来を正確に予測することは誰にもできない。その単純な原理を理解する人と理解しない人がおり、後者の方が圧倒的に多い。こうしたなかで言い訳をしながら今日もとぼとぼと歩いていく。