スピーカーをめぐる戦い
2018-08-28 07:05
ほんの少し前まで「スマートスピーカーはAmazonの勝ちで決着」という論調が見られた。毎年社内勉強会のネタにさせてもらっているメリーミーカーのInternet Trendレポートだが、彼女と私が意見が一致しない点がある。私はまだスマートスピーカーは使い物にならないと思っている(使ってもいないが)彼女は音声認識技術が進歩し、製品として成立すると思っている。彼女が論拠に示すのが、Amazon Echoの出荷台数と使えるアプリの(スキルと呼ぶらしいが)の数の増加。
しかしどうやらスピーカーをめぐる覇権争いの行方はまだ混沌としているようだ。
A year ago, everyone was buying an Amazon Echo. Here’s how Google turned the tables.
引用元:Amazon Echo is losing smart speaker market share to Google Home. Here’s why.
Goolge Homeと呼ばれるスマートスピーカーの出荷台数が増しているらしい。
私の考えでは、これはまだニッチな製品であり皆が家に一台持っているようなものではないし、当面その状態が変わることもない。まだ先は長い。
さて
先日別のところで、Yahoo Japanがどのようにユーザデータを取得し、企業に販売しているかの公演を聞いた。同じIDでYahooのサービスを利用すれば、その人がどこにいつ移動し、何を買い、何に興味をもっているか丸わかりであり、彼らはそれで商売をしている。
今更ながらそうした情報を提供し「自分を商品にする」ことの恐ろしさに思いあったる。それからYahooのサービスは極力使用しないようにしている。
こうなると結局Timに頼るのが一番安心だ、という結論になる。いろいろ細かい話はあると思うが、Appleは基本的にハードウェアを売って金を得ている。ユーザ情報を売って金を得るFacebook,Yahoo,Googleとは根本的にそこが異なる。
というわけで、我が家にスマートスピーカーを置くとすればApple製品以外にはありえない。Apple TVが長い時間をかけてようやく使える製品になったのと同じく、HomePodが使える製品になるとよいのだが。今はTV+Apple TVで音楽を聞いているからやはり面倒なのだよね。あと音質もイマイチだし。
Tim,今年はMac BookとiPhoneを替える予定。来年はぜひApple TVとHomePodをなんとかしたいものだ。期待しているよ。