ピカソという人
2018-08-16 07:02
何度目かわからないが、箱根彫刻の森美術館のピカソ館にいった。
前行った時は
「なんだ。どうでもいいような皿しかないじゃないか」
と思った。今回も2割くらいそう思ったが驚いたことがあった。
彼が70過ぎてもどんどん新しい素材、手法に取り組む意欲。これには驚いた。やたら飾ってある、小学生が作ったようなお皿はほとんど70−80代の頃の作品なのだ。名をあげ、財もたくわえたんだから少年サンデーでも読んでのんびりすればいいじゃないか、と思うが当然そんなことはない。
思うに
「創作」といのは一種の病気なのだと思う。先天的な疾病であり、多くの場合死ぬまで治らない。この病気をもって生まれてきた人は、常に何か作っている。それの巧拙はあるが、この病気を持っていない人とは明らかな違いがある。と私が言っても説得力がないと思うので、偉人の言葉を引用しておく。
松任谷:だから、曲とか詞を書くっていうのは、もう生活、生理、いっしょだから、食事したり歩いたりすることと。 言われる前から書いてるのよ、人が止めようと、勧めようが、勧めまいが。自分の欲求として、もう幼い頃から作っちゃっている。 もちろん、ある日突然、書きたくなって、自分で書いたものを、自分の言葉を歌いたくなって ひらめいちゃって、ってことはあるかもしれないけど 書いて歌うようになりたいんです、って言っているようだったら、書かない方がいいと思う。