テニスはお下品なスポーツなのか
2018-09-10 07:06
大阪なおみという人が全米オープンで優勝するという快挙を成し遂げた。
そもそも「日本人選手が初の全米制覇」という言葉に「誇らしさ」を感じる人は、その「誇らしさ」の意味について少し考えるべきだ。多分そうした栄光を手にした人が、自分との共通項が多いほど「誇らしさ」を感じるのではないかな。でも考えてみたら変な話だよね。
でもって
表彰式がこんな様子であったと伝えられている。
NEW YORK POSTはIt's shameful what US Open did to Naomi Osaka(全米OPが大坂なおみに対して行ったことは恥ずべきことだ)という記事を発表し、激しく糾弾している。
大坂にとってセレーナ・ウィリアムズに全米OPの舞台で勝つことは幼い頃からの夢だった。それにもかかわらず彼女は祝福されず、全米OPは彼女にスポーツマンシップに悖る仕打ちをした。
私が驚いたのは、これが米国での出来事、ということ。例えばFootballでNotre Dameが日本から遠征してきた大学に負けたとしても"Notre Dameの圧勝を期待してきた観客”がこんな態度をとるとは思えない。Notre Dameに多少のブーイングが飛ぶかもしれないが、日本の大学の偉業を素直に讃えると思う。私が知るアメリカにおけるFootballの観客の態度はそうだ。
スポーツの見方は人によって様々であり、その趣味にあったものを選べばいいと思う。見世物がすきならばプロレスを見に行って騒げばいいし、真剣勝負がみたいならNFLをみればよい。ということは、やっぱり米国においてはテニスってプロレスの少し上、ボクシングとどっこいどっこいのところにあるのかな。セレーナが明らかに敗勢のなかで暴れまわってとられた反則にたいしてブーイングするのはまあプロレスならよくある事だしボクシングでそうなっても別に驚かない。
私にとっては「一つ勉強になった」というところか。