花の色は
2018-10-03 07:28
26年前、私はアメリカから帰った頃だった。当時は浮世離れした場所で、浮世離れした仕事をしていたのでバブルの形成と崩壊については何も知らなかった。ただひたすら目の前の仕事で消耗していた。今の東証株価指数は26年前と同じなのだそうな。でもって当時と今の時価総額ランキング
当時は上位に銀行がぞろりと並んでいた。今やそれらは見る影もない。というか三菱UFJにあらかた合併してしまったように思う。この中で新顔と言えるのはソフトバンクとキーエンスだけ、というのが我が国の問題を表している。えっ、今やKDDIのほうがNTTより時価総額上なの?ああそうか。ドコモが外だしか。
このように世の中はどんどん変わって行く。ほとんどの人の社会人人生は26年より長い。であれば、必要なのは就職するときの知恵と運ではなく、適応力ではないだろうか。
考えてみれば当時の私に「お前は26年後、不動産情報サイトの会社で働いているぞ」といっても「サイトってなんのこと?」と言われるだけだっただろうな。
今から26年後、私は81だから頭が機能しているかかなり怪しい時期ではある。しかし願わくばこの文章を読み返してニヤニヤしたい。若いものは何にもわかっとらんなぁ、と。