伝統的大企業の思い出
2018-10-19 07:29
KYBというから何かと思ったら、カヤバ工業が偽装をしていたのだそうな。あれだよね。日本の無能な経営者が
「なんとかしろ」
と現場を締め付ける。しょうがないから偽装をしましょう、というのは何度も聞いた話だ。ものつくり大国万歳。
おそらくこの問題は以前から存在していたのだろう。こんな録音が存在するらしい。
津市のKYBの子会社の元従業員が、上司に対してデータの改ざんをやめるよう訴えている音声データを入手しました。
<音声データ>
元従業員:
「試験データの数値をパソコン上で変える、これは何ですか?これはいいんですか?」
上司:
「良い、悪いというと誤解を招くことがある」
元従業員:
「良いか悪いかしかないじゃないですか」
上司:
「良いか悪いかしかないかもしれないけれども、その...調整という誤解を招くような言葉は...」引用元:「陰でコソコソ…」KYB子会社元従業員が改ざんやめるよう上司に訴えていた…生々しいやりとり(東海テレビ) - Yahoo!ニュース
この「上司」の言葉を読んでいるうち「ああ、懐かしいなあ」と思った。某重工業でまずいことを指摘された時のえらい人の言葉にそっくりなのだ。さらにはこんな言葉も。
元従業員:
「問題がないと言うなら、別にお客さんがいようが、立ち合いがあろうが堂々としたらいいじゃないですか」
上司:
「逆にいうとその場所でやる必要もないのかなと…」引用元:「陰でコソコソ…」KYB子会社元従業員が改ざんやめるよう上司に訴えていた…生々しいやりとり(東海テレビ) - Yahoo!ニュース
こののらりくらりとなんとか相手を言いくるめようとする態度。日本のものづくり企業で出世する人とはこうでなければならない。俺には無理な話だったな。