子供の課題
2018-10-12 07:26
中学生の子供が取り組んでいる課題が面白い。夏目漱石の「夢十夜」の続きで十一夜をかけ、なんてメラメラと燃えませんか?
今まで何度「お父さんが代わりにやる。」と言ったかわからない。問題はとうの子供がそれほど楽しそうではないこと。そういうものかと思っていたが、こんな文章を見つけた。
そのあと中高校生向けに
同じようなことをやったんです。
そのとき、お母さんたちに比べて
中高校生が文章を書けないことに気づいたんです。
まあ、率直に言うと、つまらない。
赤ん坊はなんにでも突進するが、子供は基本的に臆病で保守的である。
子どもはね、保守的なんですよ、だいたい。
子どもが自由な発想をするっていうときの
「子ども」は、だいたい借りてきたものなんですよ。
〝決着した人〟じゃないと遊びはできないんですよ。
読書感想文とかどんな点がついてもいいから面白いこと書けばいいと思うのだが、大抵の子供はそうはしない。
それともあれかな。大人だろうが子供だろうが90%は普通の人であって、残りの10%と出会うのが難しいということなのだろうか。
とか面白く読んでいて
「いや、だからそうじゃなくて、こう」って
一生懸命言うと、
「ああ、わかった」ってまた言う。
それなのに全然違うことを考えている。
いつまでも平行線のまま、
わかりあえない可能性がある、っていうのが、
「ゲーデルの不完全性定理」です。
「人は言葉だけでは絶対にリアリティを共有できない」。
そういう定理なんですよ。
こういう解釈があるのかと驚いた。いやいかんせんゲーデルのお話は難しくて私にはわからんのだが。しかしあれだね、これはいわゆる人工知能にも関連する話ではなかろうか。第2次AIブームはまさにこれにはまっていたように思うのだが。
子供が何にたのしみをみつけるかはわからないが、大丈夫。世の中にはまだ面白いものがたくさんある。