無駄でない悪あがき
2018-11-29 06:53
かなり前のことだったが、山奥まで珍スポットを訪ねた。ふうふういいながら坂を登れば確かに目的地。しかしそこにはドアがある。鍵を差し込む穴が見える。
私は絶望した。ここまで来ながら鍵がかかったドアに阻まれるのか。がっかりして帰ろうかと思う。最後に駄目元でドアノブをひねった。
ドアは簡単に開いた。
私がやるべきことは、ただ手を伸ばしてドアノブをひねることだった。間違いなく、私はこういう間違いを人生で何度もなんどもやってきたし、これからもやると思う。
なぜこんなことを書いているかといえば、この動画。
偶然と片付けることはできる。しかし倒れ込んだプレーヤーが「無様な悪あがき」でラケットを差し出さなければこの偶然は起こらなかったのだ。
というわけで、これから気がついたときには、ラケットを差し出すようにしよう。無様だろうがなんだろうが知ったことではない。