偉い人の一声
2018-11-26 06:56
どこの世界でもこういうことはあると思うのだけど。
研究会は、東京オリンピック・パラリンピックで「サマータイム」を導入するには、時間が足りないとして、21日の会合で、断念する方針を決めることになりました。
今後は、政府や組織委員会などに対し、暑さの影響が懸念されるマラソンや競歩のスタート時間をさらに前倒しすることなどを検討するよう働きかけていくことにしています。
まだやっていたのか、と誰もが思うだろう。マラソンと競歩の時間を早めるだけで済むことのために、どれだけ時間と金を無駄に費やしたのか。
NHKのニュースでは部屋いっぱいの議員先生たちが真面目な顔で「検討資料」に見入っている。それを作るために誰かがものすごく無駄な努力をしたのだ。一行
「マラソンと競歩の開始時間を早め、公共交通機関に協力を要請する」
とかけばすむだけのことに。
元はといえば、森元首相がわけのわからないことを言い出したがため、それをなだめるのにこれだけの時間と金が無駄にされた。何かあると暴れ出すヤマタノオロチじゃないんだからさ。
こうした事情は、おそらく自民党の内部では意味があるのことなのだろうが外部にいる人間にとってはさっぱりわからない。