音声インタフェースあるある

2018-11-21 07:13

コンピュータが人間の話し言葉を理解してくれたらどんなにいいだろう?おそらくコンピュータが生まれた直後からこの夢は何度も何度も語られてきたのだと思う。しかしこの問いは、より複雑はいくつかの問いを一緒くたにしている。世界最高峰のエンジニア、研究者が集うAmazonが誇る音声認識電子レンジの様子を見よう。

レンジ作動中に私が「Alexa、30秒追加して」と言った時、Alexaは「それはわかりません」と答えた(それから私はその操作のためにボタンを押さなければならなかった)。 しかし、これはAlexaが理解できなければならないコマンドのように思える。電子レンジはそのとき動いていたのだ! タイマーは使っていなかったのだ! 一体全体どうしてAlexaが「30秒追加」を理解できないことがあるだろう。 繰り返しになるが、この問題は語義論の一つだ。ボタンなしの音声コマンドは「Alexa、電子レンジに30秒追加して」であるべきだった。

引用元:Techcrunch

うまくいった言い方と、そうでないものの差異は「電子レンジに」という言葉がはいっているかいないか。そんなものわかるだろう。お前は電子レンジだ。30秒何に追加するというのだ。試験の解答時間か?お前はいつ試験監督になった、などと問うても無駄である。コンピュータにとってはその一言がまさに「開けゴマ」の「ゴマ」なのだ。

やれ、汎用人工知能ができる、とか「できるとこうなる」とか人工知能は意味理解の壁を超えた、とか寝言を言っている人工知能芸人はこの状況をどう説明してくれるんだろうね。