目標を管理するのだ

2018-12-03 06:51

先日見つけたこの記事。

端的にホフステードは「権力格差の小さいアメリカで開発された目標管理制度のような仕組みは、部下と上司が対等な立場で交渉の場を持てることを前提にして開発された技法であり、そのような場を上司も部下も居心地の悪いものと感じてしまう権力格差の大きな文化圏ではほとんど機能しないだろう」と指摘しています。

なお想像に難くないことですが、やはり日本のスコアは相対的に上位に位置しています。

ホフステードは、韓国や日本などの「権力格差の高い国」では「上司に異論を唱えることを尻込みしている社員の様子がしばしば観察されており」、「部下にとって上司は近づきがたく、面と向かって反対意見を述べることは、ほとんどありえない」と同調査の中で指摘しています。

引用元:教養がない人々が語る「常識を疑え論」のワナ | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

まあなんというか、だが「権力格差の高い国」にわが国がはいっているのは大した驚きではない。しかしあれだよね、真田丸とか見ていると昔に比べれば少しはましだよね。上位の殿様が「頭あげてもいいよ」というまで下向いてなくちゃいけないことはないんだから。

最近最初にはいった三菱重工の年功序列システムを思い返すことが多い。あれはそれなりに機能していたのだが、それにはいくつか大事な前提条件があったのだな。