Softbankという企業
2018-12-14 07:10
一人が一代でこんな企業を作る。でも考えてみれば別に初めて聞いた話ではないな。
いずれにせよSoftbankである。一人が創業した企業というのは、大きくなっても創業者のカラーを色濃く残しているように思う。いや、正確には「カラー」が色濃く存在する。Softbankという企業に「信頼」を置く人はあまりいないのではないかと思う。
こういう見方もできるとは思う。問題はこのキャンペーンが終わった後誰がPaypayを使うのか?という問題だ。今回PayPayが仕掛けた100億円還元キャンペーンで得た物は
・他社が経験した事の無い圧倒的決済額(40億円/日)
・それに伴うエラー発生と解決のノウハウ蓄積
・加盟店への強烈な宣伝効果(PUSHからPULLへ)
・バイラルによるDL
で、これは他社にとっては一朝一夕ではひっくり返せない絶望なのでは…引用元:RKさんのツイート
キャンペーン終了時刻からわずか2時間前に告知をしたのも、賛否が分かれる部分だ。ユーザー目線では、あらかじめ14日以降にPayPayで買い物をするつもりだった人が予定を変更する余地を考えると、遅くとも前日には教えてほしいところだが、そうすると、キャンペーン終了日にユーザーが家電量販店に殺到する事態になりかねない。
PayPay広報はキャンペーン終了時期について「お客さまにご迷惑が掛からない方法で告知を行う予定です」とコメントしていたが、お客さま=消費者ではなく、店舗のことを指していたのかもしれない。
これくらいのことは、Softbankがやることだから驚かない。Pokemon Goユーザは、今年の夏に各社が協賛して行ったイベントで、Softbankだけが「延期します」といったきりしらばっくれて逃走したことを知っている。これも他の企業がやればどうか知らないが、Softbankと聞けば「まあ、やるだろうな」と思うだけ。
そうした不誠実な企業であっても、使い道はある。少なくとも過去にはあった。世の中にはLINE Payなどというものを使っている人もいるくらいだから、Paypayを使い続ける人もあるいはいるかもしれない。私が中の人だったら、このキャンペーンのすばらしい成果とその後の落ち込みの数字と両方見たいと思うが。