子供に伝えたいこと
2019-01-11 07:15
自分の子供に伝えたいことというのがいくつかある。いや、うちの預金はこの口座にとか実利的な話ではなくて、覚えておくべき教訓のことだ。
世の中にはたくさんのことわざがあり、我々に覚えておくべき教訓を教えてくれる。しかしそれには同意しかねるものがたくさんあるし、どうでもいいものもある。しかし大事なものもありその一つに「ナニワ金融道」で読んだ
「他人が持ってきた儲け話は全て詐欺」
というのがある。これは子供に実例とともに何度か伝えている。願わくば大事なところで彼と彼女がこれを思い出してくれることを。
大事と思っているのだが、いまだに伝えられていないのが
「他人を笑っていいのは、その本人が笑って欲しいと思っているときだけ」
というのがある。なぜ伝えられていないかというと、うちの子供が他人を(悪い意味で)笑っているのをあまり見たことがないからだ。その父親たる私は、冷笑も含め彼らの足元に及ばない。だからこういう言葉を見ると猿のように反省する。脳機能再生薬で期待を集めているサンバイオというベンチャーがあるのだそうな。しかしその「期待を集めている」のは最近のこと。以前はどう捉えられていたか。
サンバイオといえば上場時の資料で「投与前と投与後で人が違うではないか。こんなものできるわけない。(笑)」とたくさん知人にネタとして話していた事を思いだします。しかし、こうやって結果で証明されると、半笑いの自分こそが努力している人を笑うという笑われる存在なのかもしれません。反省。
もう一つの例は「カメラを止めるな」の監督。若い頃の行動はどう考えても「痛いやつ」でしかないのだが、その力は圧倒的。
人を笑っている暇があったらMind your own businessするべき、とは最近とくに身につまされる言葉。多分今の自分を客観的に見ればかなりイタイ人であり、誰の記憶にも残らないほど当たり前の話なのだろうが。