厄介な狂人の下で働く事

2019-02-27 07:15

何度も書いているが、イーロンマスクは狂人である。私が想像もつかないほど確信的な企業を「いくつも」たちあげ、多くの人に職業を提供しているが狂っていることは疑いようがない。

マスクは次のように話している。「わたしは今年、自動運転が『完全な機能』になると考えています。つまり今年中に、クルマが駐車場であなたを見つけて乗せて、目的地まであなたの手を借りずに送り届けるようになるでしょう。わたしには自信があります。疑問の余地はありません」

引用元:テスラは2020年に「完全な自動運転」を実現する:イーロン・マスクが宣言|WIRED.jp

トランプが何を言っても誰も相手にしないように、マスクのこの言葉も誰も額面通り受け取っていないと思う。実際彼は本気で数年前に自動運転が可能だと思っていたのだ。

マスクはずいぶん前から、いつかはこれができるようになると語っている。2016年10月から18年10月にかけては、「完全自動運転」機能のために、顧客が追加で3,000ドルを支払うオプションさえ設定されていた。

テスラは将来的にソフトウェアのアップデートを提供することで、この機能を有効にすると約束していた。実際に同社は16年10月以降に生産されたすべてのクルマには、完全自動運転に必要なハードウェアが搭載されている説明している。しかもマスクは17年1月、この機能のいくつかは3〜6カ月以内に展開が始まるだろうと語ってさえいたのだ。

しかし、実現しなかった。約束の期限が守られないのは、これが初めてではない。マスクはこれまで、野心的なプロジェクトを完成させるために必要な時間を、何度も過小評価してきた。

引用元:テスラは2020年に「完全な自動運転」を実現する:イーロン・マスクが宣言|WIRED.jp

狂ったCEOはそれでいいとして、私は彼と何度も顔を合わせなくてはいけない哀れなマネージャーの運命に思いを馳せる。もしその男がマスクにホラを吹いたのならば自業自得。しかし多少でも知識がある人がそんなことを考えるはずがない。

となると狂ったCEOが行った発言の責任を取らされ首を切られたに違いない。今の世の中だったら自動運転の仕事をしていたといえばどこでも職が見つかるとは思うが、それは楽しい経験とは言えまい。

それをずっと縮小したようなことはZOZOTOWNでも起こっていると思う。「身体の採寸が可能かもしれません」がいきなり「可能になった。無料で配る」になり、方式を変更し、はてはロクでもない結果に陥る。

CEOは気が狂っているのだが、その会社の中では法律であり神である。哀れなエンジニアリング・マネージャーはどういう目にあったんだろうね。東芝くらいになると内幕を本にしてもらえるが、ZOZOでは誰も記事にもしてくれないだろうし。