Appleが内製するもの
2019-02-08 07:41
AppleがiPhoneのCPUを自前で作る、ときいたときには「変なことをするなあ」と思った。今にしてみればそれは正解だった。QualcomとAppleは今闘争を繰り広げている。スマートフォンにかかせないモデム-通信のかなめの部品-はQualcommが一番いいものを作っている。
AppleはそれゆえIntelのモデムに頼らざるを得ない。そしてこのニュース。
ロイターが、Appleの開発に詳しい2人の情報筋から、Appleは、モデムチップ開発組織をサプライチェーン部門から自社のハードウェア技術グループに移動させたと伝えています。
Appleのハードウェアテクノロジー担当シニアヴァイスプレジデントJohny Srouji氏は、2019年1月に同社のモデム設計の取り組みを引き継ぎ、自社開発を加速する狙いがあると考えられます。引用元:ロイター:Apple、モデムチップ開発組織をサプライチェーン部門から自社のハードウェア技術グループに移動し、自社開発を加速か? | Rumor | Macお宝鑑定団 blog(羅針盤)
Androidのスマホについては詳しくないが、日本製のもののCPUは概ね「スナドラ」と呼ばれるQualcom製のCPUを使っているらしい。
Appleは部品メーカーにiPhoneの命運を握られることを好まない。OLEDはその点で断腸の思いだったと思うが、そろそろ複数サプライヤーの目処が立ってきた。次のMicro LEDについては自社で準備をしている。さて、次は何を自社でつくるだろうか?
彼らがバッテリーを自社で作ろうとしないのは不思議だと何度も書いてきた。おそらく私がこんなところから想像するよりずっとあれこれ研究・検討しているんだろうな。