報道するのだ
2019-04-16 07:06
報道というのものは、公平中立であるべきとはよくきくが、そう言われること自体不公平で偏った立場にあることを意味している。媒体によってスタンスが違うことを認識したのは30過ぎてだったかな。
しかしこれはなかなか興味深い。韓国の大統領がトランプと会談したのそうな。でもってその報道その1。
両首脳は3回目の米朝首脳会談開催に向けた認識で一致し、米朝対話の再開に必要なモメンタム(勢い)を確保したと見なすことができる。
一方、トランプ大統領は、近く南北首脳会談を推進する計画と説明した文大統領に対し、南北接触を通じて把握した北朝鮮の立場を可能な限り、速やかに伝えるよう要請した。文大統領の仲裁者としての役割がさらに大きくなったとの見方も出ている。
一部で指摘されていた「韓米のすれ違い」を払拭(ふっしょく)したとも評価される。
こういう報道と並んでいるのがこの報道だ。
4月11日の米韓首脳会談は朝鮮日報が危惧したように首脳が膝を突き合わせて話し合う機会はなかった。両大統領と記者とのやりとりに時間が使われ、「夫婦同伴の首脳会談」でさえ2分間に終わったと韓国各紙は報じた。それどころか会談自体が、記者団を前に文在寅大統領の要求をトランプ大統領がことごとく打ち砕いて見せる場となった。
夫婦同伴で2分だとすると、本当に挨拶だけか。
別にこうした報道姿勢の差異は韓国だけにあるものではない。トランプはFOXニュースという世界に閉じこもり、他のメディアを全てフェイクと主張する。そうしたことができたほうが、人生は楽しく過ごせるのかもしれない。実際トランプは幸せそうだし。