不動産テックの歌

2019-06-19 08:30

不動産関聯の仕事にいまついていることになっているような気がする。でもって「FAXとか時代遅れの不動産業界を、IT技術で画期的に効率化!」という掛け声は飽きるほど聴いた。たとえばこんな会社がある。

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引用元:アプリではじめるIoTアパート経営 TATERU Apartment(タテルアパートメント)

でもってこの会社がやっていたことは(もちろんIOT機器も取り付けてはいたのだが)お客様の預金情報を改ざんし、無理に融資を通すことだった。

かくのとおり「不動産業にITを」という話はなかなか一筋縄ではいかない。あるカンファレンスでは「不動産業の本質は捏造と隠蔽」と言っていた。

これは株とかにも通じる話らしいのだが、

「一般の人に広く募集がかかる話で儲かるはずがない」

ということのようだ(実感していないので、語尾が曖昧)

「捏造と隠蔽の業界」にIT技術がどのように立ち向かうか。いろいろな国にはいろいろな事例があるのだが、まあなんというか。こういう業界はきっとゆっくりゆっくりと変化していくのだと思う。