携帯電話脳の恐怖
2019-07-11 08:21
総務省のなんとやらは何度も発令されたように思うが、いまだに携帯電話各社の料金プランはわけがわからない。これはわけがわからなくすることで、黙って高い金を払わせる戦略であろうと推測している。
奥様がソフトバンクを使っていた頃は一人で八千円払っていた。今はIIJにして、家族4人で毎月五千円以下ですんでいる。お父さんが使っているiPhone5Sは中古で1万円で買ったやつだから、ただ同然だし(最近コネクタの接触がかなりあやしいが)
しかし「複雑怪奇な仕組みを作ることでユーザから金を絞りとる」戦略は携帯電話会社のDNAに組み込まれているらしい。ソフトバンクとYahooの血を引くpaypayが最近システムを「簡素化」した。
これまでは、送金可能で有効期限5年の「PayPayライト」、送金不可で有効期限2年の「PayPayボーナス」、送金不可で有効期限60日間の「PayPayボーナスミニ」の3種類を用意し、銀行からのチャージではPayPayライト、キャンペーン還元ではPayPayボーナスを付与といった運用がなされてきた。
ここに新たに、“出金”ができる「PayPayマネー」を追加。PayPayライトは、「PayPayマネーライト」に名称変更し、有効期限は5年から無期限に変更する。PayPayボーナスは、名称はそのままだが、有効期限を撤廃。PayPayボーナスミニは、60日間という使用期限はそのままで名称を「PayPayボーナスライト」に変更する。
いったい何をどうしたらこんな複雑怪奇なシステムを真顔で構築できるのか。唯一理解可能な解釈は
「こうやっておけば、ユーザは混乱し有効期限切れで無効になる金が多くなる」
というもの。
というか携帯電話会社に限らず、日本のIT系の商売ってユーザのためになることをして、それによりユーザを引きつけ利益をあげるんじゃなくて、ユーザを騙すことでより多くの利益を上げることばかり考えているようにしか思えない。なぜこうなってしまうのか。
個人的にはKPIとPDCAが思考停止を誘っている結果ではないかと思うのだが。