今ここにあるソ連
2019-07-18 07:57
自由と民主主義という言葉を唱えなければならないのは、それが現実になっていないからだ。報道の自由が本当に日本にあるかと言われれば、なんというか、まああれですよ。
ジャニー喜多川氏の死去に対する所属タレントのコメント、スターリン死去時のベリヤ・フルシチョフ以下、当時のソ連共産党幹部の公式な反応はこんな感じだったのかなと思うと同時に、その3年後に吹き荒れたスターリン批判的な流れが来るのかなと思わなくもない。
引用元:ボヴさんのツイート
ジャニーズ事務所の社長死去に伴うあれこれはまさしくソビエト連邦のそれだった。本当のところいつ死んだのかは誰もわからない。というか知っていても語らない。事務所の指示があってようやく各局が報道を始める。そしてその基調は最初は「なんて偉大な人が」という「街を行く人のインタビュー」そうだよ。スターリンが死んだ時も、涙を流した人は大勢いたのだよ。
でもってこれまたソ連と同じく、ようやく「解禁」になったネガティブ報道。
国民的アイドルグループ「SMAP」の元メンバーの稲垣吾郎さん、草※なぎ剛さん、香取慎吾さんの3人。ジャニーズ事務所が民放テレビ局などに対し、事務所から独立した3人を出演させないよう圧力をかけていた疑いがあることが関係者への取材で分かりました。公正取引委員会は独占禁止法違反につながるおそれがあるとして、17日までにジャニーズ事務所を注意しました。
実はスターリンは悪いこともしてましたって。ソビエト連邦はこの国にちゃんと存在している。
正論を通すのはどの国でもとても難しい。ソビエトが長い年月をかけて崩壊したように、この国の芸能界も長い長い年月をかけて「当たり前のこと」がなされるようになるかもしれない。