ショートメッセージ

2019-09-25 07:15

日本語はテンポが悪い。いや、これは間違った結論かもしれないが、英語圏のYoutuberと日本語のYoutuberを見る限りそうとしか思えない。

「どうも。●●●でーす。暑い日が続きますが今日も張り切っていきましょう!実は私半年ぶりに髪を切りました。どうです?にあってますか?いや、そんなのはどうでもいいですね。すいません。今日ご紹介するのはこちらになっております」

などという冒頭のだらだらした言葉を聞くだけで「無理」と思って消してしまう。というほどたくさん日本語のYoutuberをみてないから単にそういうのにあたっただけかもしれないけどね。いきなり何を言い出したかというとこの文章。

プレゼンで、アピールしたいことがたくさんあればあるほど、それを全部、相手に伝えたくなってしまうのも無理はない。しかし、自分がそれを聞く側だったとして、果たして全部聞いていられるだろうか。アピールポイントの一つでも覚えていれば良い方で、「なんだかいろいろあったな」というぼんやりとした印象だけで終わってしまうのではないか。本書では、そうならないために、メッセージは「20字」以内になるまで削ぎ落とすことを推奨している。

引用元:[ブックレビュー]聞き手に確実に伝えるための技術--「20字に削ぎ落とせ」 - CNET Japan

こうした「情報の送り手と、受取手の非対称性」はどこにでも存在する。プレゼンに限った話ではない。

送り手は「あれも言わなきゃ、これも伝えたい。これも重要だ」とだらだら喋る。というかそう考えていればまだいい方で、とにかく自分が喋りたいことを喋る。

受け取り手はそんな言葉を「なんだかなー」とぼんやり聞く。この「20文字に抑える」というのはいい指針かもしれない。