不動産+IT
2019-11-27 07:42
我々の多くは住む家を必要としている。それゆえ不動産というのは多くの人に関係があるのだが、その実態はよくわからない。
不動産をITを使ってどうのこうの、という企業は多いのだがそれがあまりにもてはやされていると、少し警戒心を持って眺めるべきではないか、という事例がでてきている。いや、ついこないだまで不動産+ITの企業と雇用契約を結んでいた身であるが、前の異形はそこはそれなりに気を使っていた。私がいた8年の間に役員が2人懲戒解雇、、いやそれは健全性の証でもあろう。
ソフトバンクグループの幹部はシェアオフィス事業を手掛ける米ウィーワークへの支援パッケージの一環として行う30億ドル(約3260億円)の株式公開買い付け(TOB) について、規模縮小の方法を検討している。
というわけで、ついこないまで「ITでもって入居者のコミュニティを作ってどうのこうの」ともてはやされていたシェアオフィス業のWeWorkである。ひくにひけない闘いに突入したソフトバンクがあれこれやっているのだそうな。
日本ではこれまたIOTがどうのこうのといっていたが実態はあれこれ偽装で儲けていたTATERUがこんなことを言っている。
TATERUは、アパートプラットフォーム事業などを展開する不動産会社。投資向けアパート販売などを主力事業にしており、会社員などに副業としてアパート経営を勧めていた。しかし、2018年に従業員が顧客から提供を受けた預金残高データを改ざんし、実際より多く見せて西京銀行に提出し、融資審査を通りやすくしていたとする不正融資が発覚。
(中略)
鍵を受け渡す手間を省くスマートロックやタブレットを使ったチェックインなど、ICTを活用した運用が特徴で、IoT機器の開発、運営はTATERUのITエンジニアが担当。「土地や仕入れ、企画開発、運営などは不動産ノウハウを投入している」(古木氏)ことが強みだ。
まだIOTがどうのこうのと言っている。まあ私がどう言おうとこの会社の顧客がこれを信じればいいだけのことではあるが。