人工知能芸人の罪
2019-12-23 07:11
人工知能という言葉を拡大解釈し、なんでもできる、と宣伝していた人工知能芸人たち。彼らの夏は終わり物理的な季節と併せ冬に突入しているのだと思う。
しかしその影響は思わぬところで社会に害をもたらしている。社長が人工知能芸人の言葉に己の願望をのせ演説をし、それを社員が聞かされるくらいはまあいつもの話。しかしこれは明らかに「害」だ。
学校図書館で子どもの読書や学習を支える学校司書の配置増を求める国会決議案に、与野党で唯一、日本維新の会が「近い将来、司書の仕事は人工知能(AI)で代替可能になる」と反対し、臨時国会(9日閉会)への提出が見送られていたことが19日分かった。
時を前後して、新しい大学入試で記述式の導入が見送られるという。その導入を無責任に進める一助となったのもAIだった。
こうした事態に人工知能芸人達は責任を感じるか?もちろんそんなことはしない。彼らは常に逃げ道を用意しながら世間を煽り金を巻き上げていた。
私はただ彼らの無責任な言葉を記録と記憶に留めておきたいと思う。おそらく20年後くらいにまた同じことが起こる。