東西スポーツ中継比べ
2019-12-02 07:32
アメリカで見るスポーツ中継が好きだ。アナウンサー、解説者が実に淀みなく自分の考えを合理的、視聴者に伝わるように語る。
日本のスポーツ中継が嫌いだ。しゃべっているのは基本喋りの素人。あーだのえーだの無意味な言葉が多く、そもそも何を言っているのかわからない。
その落差に長年愕然としていたのだが、多分それは私の思い過ごしではないと思う。
まず、スポーツ解説者のしゃべりを研究しよう。トップクラスの解説者は、めったに間投詞を使わない。まず、何を伝えたいかを考えてから、正確かつ簡潔にコメントをする。ジム・ナンツのゴルフ大会を、ボブ・コスタスがオリンピックを、アル・マイケルズがアメフトの試合を解説するのを聞けば、多くのことを学べるはずだ。彼らは長年練習した結果、聴衆に聞いてほしいことをだけを的確に伝える技術を身につけた。
引用元:プレゼンに自信がなくても自信たっぷりに見せる方法 伝わる話し方の6つの原則 | HBR.org翻訳リーダーシップ記事|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー
そもそも日本にこうした「●●の中継なら誰」と定評があるアナウンサーがいるだろうか。プロレス中継なら古舘。これだけは確かだが。
これはスポーツ中継にとどまらない。一般のニュースでも、原稿読み上げを外れた時のアナウンサーのぐだぐだぶりは聞いていてうんざりする。もっと言えば、911の時の「一般視聴者のコメント」ですら、日本の「災害に会った人」とは段違いだ。
どうしてこうなってしまうのか。これは長年の謎のままである。