自動運転が実現する日
2020-01-15 07:26
イーロンマスクは2019年中に完全な自動運転をリリースすると宣言した。
いつも大胆な予想をするイーロン・マスクが、自動運転技術に懐疑的な人々に向けてまた新たな“公約”を語った。テスラの完全自動運転機能が2019年末までに完成するだろうというのだ。そして20年末までには、駐車場から目的地までクルマで移動する間、運転席で居眠りできるようになるとも付け加えた。
実際にでてきたのは、怪しげなプレビュー版だった。
Teslaの最高経営責任者(CEO)Elon Musk氏はTwitterで、ソフトウェアアップデートを予定していることを明らかにした。Tesla車で、「Full Self-Driving」(フル自動運転:FSD)モードの「スニークプレビュー」版を入手できるという。
引用元:テスラ、ホリデーソフトウェアアップデートでフル自動運転モードをプレビューへ--マスク氏ツイート - CNET Japan
このプレビューとは何か?文字の上では嘘をついていないかもしれない。交差点で「こんな車を認識してますよ」という表示がアップデートされたのだそうな。アップデートされたのは表示だけで、実際にそれを考慮した自動運転が行われるわけではないのがミソである。
Yesterday, we reported on Tesla starting to push this update, and it turns out the “Full Self-Driving sneak preview” is actually a set of new “Driving Visualization Improvements”:
引用元:First look at Tesla's 'Full Self-Driving Sneak Preview' - Electrek
ここまでくると意図的なギャグではないかとも思えている。イーロン・マスクというのはつくづく興味深い人だ。完全に狂っていると思える部分と、あのダイソンですすらギブアップした「電気自動車を売って収益を得る」という事業を成功させる偉人の部分が混在している。
とはいえ、この「自動運転が実現する」は彼の頭の中に存在している妄想と考えて良さそうだ。おそらくは数年後にまた「自動運転が実現した」とアナウンスがあると思う。私のような凡人は自分で何をすることもなく、その日をにやにやしながら待つことにしよう。