未来を予測しよう
2020-01-30 07:37
今はいわば「未来はこうなります」と言わなければならない仕事をしているようなのだが、心のそこではそんなことは心底くだらないと思っている。
人々が新しいテクノロジーをどのように使うか、それが唯一の変数である時の答えを正確に求めることは難しい。新しいテクノロジーが絶えず変化し進化していく世界に生きているとき、新しいテクノロジーが根付いて広まるポジティブ・フィードバックループが働くとき、そして新しいテクノロジーを最初に20回操作したときに感じることが毎回変わるとき。予測は事実上不可能になる。
引用元:Techcrunch
いまだにこれが理解できない人が多いのには驚く。未来は予測不能なのだ。現状をいくら分析したって、未来なんかわからない。いつの間にか結婚式から仲人が消え、葬式は必ずしも500万円もかかるものではなくなり、みなが当たり前のようにAWSを使って多くの人がずっと自分の掌にある(なんとApple製の)iPhoneを見つめている。こんな未来が予測できた人間がいれば教えてください。本当にあなたが予測していたと私が認めれば、拍手を送りましょう。
端的かけば
「未来はどうなるんでしょうかね。それによって事業計画をたてたいんですけど」
じゃなくて
「こういうことがしたい。ありうる環境変化について検討しよう」
でなければならない。つまり「意思」が最初にこなければならない。しかし思うのだ。この国の大きな企業では「意思」を持つことが最も忌避されることであると。
おや、誰かきたようだ。