いつものパニック
2020-02-12 07:27
人間は絶対的な危機の大きさにではなく、変化に対応する。だからコロナウィルスがどうのこうのと言えば、大騒ぎになり、そして人間が動くところ必ず商売のネタがうまれる。
消費生活センターから「効かないから。買うだけ無駄。」と断じられた商品がこうも大々的に売られるのって商道徳的にどうなのよ?不安商法にも程があるだろ。
こういう機器を販売し続ける会社も会社だし、それを店頭に並べる小売も同罪である。わかるよ、サラリーマンとしては。売り上げ第一だもんね。
そしてこういうわけのわからない情報を発信する謎の商売の人もいる。
ただ、新型コロナウイルスとインフルエンザを単純にかかった人の数や死者数だけで比べて良いのだろうか。
共にウイルスによる感染症であり、比較は容易いと思われるが、新型コロナウイルスはいまだ明確な治療法がなく、しかも次々と新しい情報が発信されているという、いわば「クライシス」(緊急事態)の状態にある。こうした「クライシス」の時には、コミュニケーションの仕方に注意が必要とされる。
(中略)
出典:クライシス・コミュニケーションとは
こうしたクライシスの状態では、安易なリスク比較は危険だとされている。新型コロナウイルスはインフルエンザよりも死者は少ないので、大したことない、全然怖がる必要ないと言い切ってはいけないということだ。
いやね、もちろん今後コロナウィルスが突然変異してスペイン風邪みたいなことにならないとは限らないよ。でも今のところその兆候はない。そういう時にわけのわからない理屈で「言い切ってはいけない」と断言されてもねえ。
思うのだよ。これだけ情報発信が容易になったからには、その人がどういう発言をしてきた人かを記録するデータべースがあってしかるべき、だと。それがあるだけでもずいぶんと世の中はよくなるのではないだろうか。
もちろん無数の訴訟に悩まされるだろうけど。