自由と責任

2020-03-17 05:41

我が国では「自由」という言葉がともすれば「無責任」とペアで語られることが多いように思う。報道の自由とか表現の自由という言葉が使われる時「だから俺は何をやってもいいんだ!」という言葉が言外に存在している。

メルカリやヤフオクが高額なマスクの転売を禁止するまで随分時間がかかった。それにくらべこの反応はどうだろう。

Apple(アップル)は米国時間3月14日、新型コロナウイルス(COVID-1)関連のセーフガードをApp Storeに追加した。同社は開発者コミュニティ向けの投稿の中で、世界中でほぼあらゆる生活に影響を与え始めている世界的な流行病に焦点を当てたアプリの、申請審査に関する措置を設けると説明している。 「このような要望に応えるために、我々はデータソースが信頼できることを保証するべくアプリを重点的に評価しており、これらのアプリを提供している開発者が、政府機関やヘルスケアに焦点を当てたNGO、企業、医療機関や教育機関などの認定された団体からのものであることを確認している」と同社は説明している。「新型コロナウイルス関連アプリを提出できるのは、これらの認知された団体の開発者のみである」。
引用:Teckcrunch

こうした措置は短期的には企業にとって収益の点でマイナスだ。審査に工数がかかるし、Fakeだろうとなんだろうとアプリの売り上げが落ちる。しかしAppleはそれをさっさと決断した。

私はApple原理主義者であるから目は曇っている。しかしこうした側面はもっと注目されていいのではないかと思う。