The Best and the brightest
2020-03-19 07:50
NTT Docomoは日本を代表する企業である。おそらく学生の人気も高く、そこで働く権利を得るのは大変だと思う。ではそうした難関をくぐり抜けたエリート社員たちが何をするか?
株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、2020年5月以降、「Magic Leap 1(マジックリープワン)」を日本で初めて発売いたします。業務効率化や新たなコンテンツサービスの開発、法人企業向けソリューション開発など、さまざまな分野でMR技術の活用をお考えの法人のお客さまや、個人のお客さまを含むXRコンテンツクリエイター向けに、ドコモオンラインショップおよび全国のドコモ法人営業部門で販売いたします。
少し前にDocomoの展示会でやたらとこのMagic Leapが使われていた。使ってみた感想は「Magic Leapを使った」以外ではあり得ない。つまり全然おもしろくないのだ。ARヘッドセットのMicrosoft Holo Lenseとも共通するが画面が見える範囲が狭く、とても
「をを、現実がこんな風に変わった」
とは見えない。
「うん。なんだか前のほうに画像が見えるね」
としかならないのだ。
いや、まあそれはいろいろ評価もあるだろう。問題は数日前に流れたこのニュース。
AR(拡張現実)ヘッドセットメーカーのMagic Leap(マジック・リープ)は、物理法則と格闘し商品の展開に失敗した。そしていま、 身売り先を探しているが、Bloomberg(ブルームバーグ)のEd Hammond(エド・ハモンド)氏の記事によると、Facebook(フェイスブック)そしてJohnson&Johnson(ジョンソン&ジョンソン)との話し合いは実を結ばなかった。
引用元:Techcrunch
誰も買い手がない状況の企業が作り出した製品の販売を高らかに宣言する。もうなんて言ったらいいのか。
Docomoにキラ星のごとく存在するThe Best and The Brightestの人たちはなぜこんなことができるのだろう。多分彼らと彼女たちの中では完璧な「説明」ができているのだろう。しかしこれはベトナム戦争と同じく愚行でしかない。まあ(多分)誰も死なないからいいか。