新しい本のタイトル変更
2020-12-04 07:14
ただいま鋭意執筆中の本ですが、タイトルを変更することにしました。
「デザイン思考ではなくアート思考を推す理由」(仮題)
から
プロセスを楽しむなら「デザイン思考」結果を求めるなら「アート思考」 (仮題)
に変更します。あと年内リリースを目標にしていましたが、ちょっと怪しくなってきました。でも進んでいることは間違いないので、いつかは出ます。
とはいっても
去年結構気合をいれて書いた「 「人工知能ってなんだか怖い!」から始める人工知能概論」は全く売れず、この本も同じ運命を辿るのではなかろうか。
最近考えるのですよ。あの狂人のトランプに7000万人のアメリカ人が票を投じる。つまるところ人の支持を得るために必要なのは正しさでも思慮の深さでもない。感情を揺り動かす力だと。
いや、そんなこと昔から賢人は知っていたわけですが、私は頭が悪いので最近ようやくその事実に思い至ったわけです。
仏教にしても、一生懸命あれこれ考えて理論を精緻化したわけですがじゃあ日本の大衆にそれが広まったかといえばそんなことはなくて
「とにかく南無阿弥陀仏」
「とにかくナンミョウホーレンゲーキョー」
が幅を利かせている状況です。そもそもあんた阿弥陀仏って何か知っているの?と問うたところで誰も聞いてくれない。
ーー
「デザイン思考」を商売で売る人は意図的か無知ゆえかわからないのですが「デザイン思考さえ使えば、イノベーションがバンバン生まれます!」という調子で宣伝する。少し現実をみればそんなことがないことがわかる。しかしそうした感情を揺り動かすデマは広まりやすい。
私の本は、「すばらしい成果をあげた人、組織」のやり方から学べば、それは偉大なアート作品を生み出した人たちのやり方に通じるところがある。それを体系化できないか?という問いからスタートしています。でもそんなこと書いても誰も読んでくれないんだろうなあ。
よし。では表紙に萌え絵を描いてもらい、そして漫画家とタイアップして、、となるのが昨今の出版事情ではあるのでしょう。まあいいや。とにかく書こう。