M1の衝撃と後に続くだろうもの
2020-12-01 06:48
ブログの更新が滞っていたのにはいろいろなわけがある。決して私の怠惰だけが理由ではない。
米国大統領選でとてもすばらしいネタが出たのと同時に使っていたMac Book(12inch)がお亡くなりになった。完全に内臓のSSDを認識しなくなったので手の施しようがない。とはいっても今から数万円払って週流するのもなんである。なぜならARM Macがすぐ発表される予定だから。
と経緯を書き出すと長くなるので省略するが、とにかくこの文章はM1 Airで打っている。いや、素敵に早い。それだけではなく、外で使ってもバッテリーが全然減らない。なんだこれは。
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最初のApple ARM Macが何になるかについてはさまざまな噂があった。私は多分ローエンドからスタートするだろうと思っていたのでMac Book Proが最初のリリースに含まれたのは意外だった。
蓋を開けてみればローエンドという予想は正しかった。Mac miniとMac Book Air、それに一番拡張性が制限されたMac Book Proである。さまざまな情報が出回っているが
・3機種でCPUはほぼ同一
・違いはファンの有無。とはいってもファンを回すほど熱くするためにはかなり連続的に高負荷をかけなければならない
ということらしい。
これはさまざまなプロジェクトに関連することだが、
「新しいものに付き合うときは一つづつ」
というのは原則である。だから初代のARM Macは今までと同じ形をしている。まずCPUだけ新しくしたわけだ。しかし今後でてくる製品はおそらくARMの低消費電力を反映した形状に変化していくだろう。それがどんなものか想像はできない。
もちろん当初の予定では初代のARM Macは見送り、そうした「真の新ARM Mac」に乗り換える予定だったのだが、動かないものはしょうがない。そしてこの初代であっても十分すぎるほど快適だ。
おそらく多くの人が興味を持っているのは、出荷台数が極端にすくないであろうMac Proをどうするかだと思う。いくらAppleが金を持っているからといって、それ専用にM1xxみたいなCPUを作るとは思えない、、、がするのかな?あるいは16inch Mac Book Pro, iMacに搭載されるであろうM1Xを複数台搭載するとかかな?
いずれにせよAppleはARM Macへの移行にcommit しているのだからMac Proが今のままIntelで残ると言うことはありえない。私は今後最低五年はこのM1 Airを使うだろうから、その間そんなMacがでるかを楽しみに見物していよう。
しかし
1990年台、Appleが売却の瀬戸際にあったころ、かつてAppleが自前でCPUを作ろうとしたことが「傲慢さと愚かさの象徴」として語られていた。
しかし今やAppleは本当に自前でCPUを作り、しかも性能、コストともにIntelを十分に上回っている。こんな日がくるとはなあ。。