忘れがちなこと
2021-02-04 09:29
二十五年ほど前、Appleの製品は迷走し、その品質には疑問符が付いていた。
そして今、Appleの製品の多くは(全てではないよ)最初から驚くほど「あたりまえ」に動く。It just works.この言葉そのものだ。
私のように身の回りがApple製品だらけの人間はついそのことを忘れてしまう。しかし本当はそうではない。「あたりまえに動く」ことは偉大なことなのだ。今日この記事を読んで思い出した。
アプリによっては通知の挙動が不安定なこともあります。筆者の試した範囲ではLINEの新着が2回行なわれるほか、Facebook Messengerの位置情報共有は1分ごとに通知が来るという挙動のため、位置情報を共有している間ずっと通知が鳴り続けていました。
また、通知だけでなくメニューなどを表示した場合、手動でボタン操作しないとホーム画面に戻ることができません。通知を確認してそのままにしておき、ふと時間を確認したくなってwena 3を見ると通知画面が表示され、ボタンを押してホーム画面に戻る……、という手間がかかります。引用元:スマート×スマートウォッチ。wear OS+wena 3でSuicaの自由を【いつモノコト】-Impress Watch
背景を説明する。Apple WatchはiPhoneとの組み合わせでないと動かない。そのためAndroidを使っている人は、いやがおうでもWear OSに対応したスマートウォッチを使わざるを得ない。
でもって
こちらがなかなかSuicaに対応してくれないのだそうな。それはお気の毒に。というわけでこの記事を書いた人は、最近Sonyが発表した「Suicaに対応した腕時計バンドに実装されたスマートウォッチ製品」とWear OSのスマートウォッチを組み合わせたのだそうな。
でもって
利益1兆円を超えて絶好調のSonyが売っているwena3のできが上に引用したような状況だという。つまり今のAppleでは到底リリースされるはずもない品質。しかし昔のAppleであれば、これくらいのことがおこっても別に不思議にも思わなかったのだ。
この話を読んで
It just works
がいかに偉大なことかを再認識する。そして売れる製品を作る、というこはいたずらに新規な機能やらサービスを盛り込むのではなく
It just works
を実現することではないか、という思いが強くなる。